入社式「心を震わす社長の挨拶」はコレ! 会社ウォッチ編集部が独断で選ぶ珠玉の言葉の数々【4:AI時代、人間らしく働く編】

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フラー山﨑社長「AIの進化を楽しみながらも、信じるな」

フラーの山﨑将司社長/入社式の様子(同社プレスリリースより)
フラーの山﨑将司社長/入社式の様子(同社プレスリリースより)

   新潟市に本社があるデジタル支援サービス、フラーの山﨑将司社長は祝辞を読み上げた後、こう切り出した。

「今の祝辞、いかがでしたでしょうか。実はこの祝辞は、『Chat GPT』が生成しました。一般的な挨拶としては当たり障りのない言葉ばかりだったのに、気がつけましたでしょうか。シンギュラリティは2045年に到達すると言われていましたが、いきなりやってくるわけではなく、とうとう目に見える形で近づいてきました」

   そして、AI時代にエンジニアやデザイナーとして生き残るための「心がけ」を3つあげた。

「1つ、新しい技術を楽しむこと。
自分の仕事が奪われるんじゃないか、と不安に思うのではなく、時代の進化から目を逸らさずに、誰よりも早く受け入れて、楽しく使いこなせる人を目指してください」
「2つ、見抜く眼を養うこと。
AIのいうことがすべて正しいと、盲目的に信じてはいけません。AIは、間違えることもあります。近いうちにAIが価値のない投稿を量産する時代が来るかもしれません。そのような時代を生き抜くには、正しいものを正しいと見抜ける力をつけることが重要です」
「3つ、人の気持ちを汲み取ること。
相手の気持ちを考えて、尊重し、礼節を持って接すること。一緒に働くメンバーの気持ちを考え、顧客の気持ちを考え、ユーザーの気持ちを考えること。ヒトを惹きつけるには、ヒトの気持ちを汲み取ることが重要ですが、AIにはそれができません」
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