1年間で「投資金額を増やした」人は24%
今後のインフレの見通しを聞く(n=1200)と、インフレは「長く続く(3年超)」と答えた人は28%、「しばらく続く(6か月超~3年以内)」という回答は57%で、合計86%。の人が「長く続く」とみていることがわかった。「数か月続く(6か月以内)」、「わからない」はともに7%だった。
「(長く)続かない(すぐに終息する)」と答えた人は1%にすぎない。
また、「インフレが続く」と考えている人(n=1110)に、その理由を聞くと、「企業の原材料や人件費の増加による影響」と答えた人が最も多く、61%を占めた。
次いで、「国際関係の悪化による影響」が60%、「円安の進行(輸入品の価格上昇)」が58%、「海外の物価上昇」の57%と続き、その差はほぼなかった。「日銀や政府の金融・財政政策による影響」は58%だった。
インフレ懸念の材料が多岐にわたると考えている人が多いことがわかった。
調査によると、物価が「かなり上がった」「少し上がった」と答えた人(n=1036)に、ここ1年間のインフレによって「投資(資産運用)の金額に変化はありましたか」と聞いたところ、「投資(資産運用)の金額は変えていない」と答えた人は71%で最も多かった。
「金額を増やした」人は24%。一方、「金額を減らした」人は5%だった。
また、回答者全員(n=1200)に、「インフレは資産の価値を目減りさせますが、どの程度心配していますか」と聞いたところ、「とても心配している」と答えた人は34%、「やや心配している」人は51%で、合わせて84%の人が「心配している」ことがわかった。【図2参照】