成果報酬型広告事業が売上利益を支える
ファンコミュニケーションズは「CPAソリューション事業」「ADコミュニケーション事業」「その他」の3つのセグメントで事業を展開しています。
「CPAソリューション事業」は、アフィリエイト広告サービス「A8.net(エーハチネット)」の運営と、スマートフォンアプリ向けCPI広告サービス「seedApp(シードアップ)」の運営を行っています。
CPAとは「Cost Per Action」の略で成果報酬型広告、CPI広告とはアプリのインストールに応じて収益が発生する広告商品を指します。
「ADコミュニケーション事業」は、スマートフォン向け運用型広告サービス「nend(ネンド)」の運営を行っており、「その他」はメディア事業等の運営、具体的には「SeeSaaブログ」などを運営するシーサー(2017年6月に買収、子会社化)を指します。
2022年12月期のセグメント別売上高構成比は、CPAソリューション事業が60.3億円で全体の77.9%と大半を占めています。ADコミュニケーション事業は12.5億円で16.2%、その他は4.6億円で5.9%でした。
同セグメント損益(調整前)は、CPAソリューション事業が34.8億円と唯一の黒字事業で、ADコミュニケーション事業は1.6億円の赤字、その他も8900万円の赤字でした。