入社式「心を震わす社長の挨拶」はコレ! 会社ウォッチ編集部が独断で選ぶ珠玉の言葉の数々【2:熱き志で人々と社会に尽くす編】

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リコー・大山社長「人を愛し、地球を愛し、勤めを愛そう」

リコーの大山晃社長/入社式の様子(同社プレスリリースより)
リコーの大山晃社長/入社式の様子(同社プレスリリースより)

   最後に、OA機器メーカー、リコーの大山晃社長が、自分自身でも心底ほれ込んでいる「創業精神」への思いを紹介しよう。新入社員を前に熱くこう語った。

「リコーグループの創業の精神である『三愛精神』の実践です。三愛精神は、『人を愛し、国を愛し、勤めを愛す』という、創業者の市村清が発信した言葉です。私は入社以来、多くの経験をしてきましたが、悩む時にはいつもここを原点にして参りました」
「『人を愛す』というのは、まさしく社員を大切にする経営であり、お客様を大切にする事業運営です。私は三愛精神の言葉の中で、『人』が最初に出てくることが気に入っており、リコーの社風をよく表していると思います」
「そして、『国を愛す』。創業者は、戦後の日本の復興のために事業を始めたと聞いています。これを今の時代で解釈するならば、『地球を愛する』ということなのだと思います。この地球を次の世代、そしてその次の世代へとつないでいくために、いま何をしなければならないかを考え、実行に移していくことが私たちの使命であると考えています。企業の存在意義も地球あってこそのものです」
「最後に来るのが、『勤めを愛す』です。はたらくことを愛するというのは、とても意味深く、私たちの事業に示唆を与えてくれています。仕事は、自ら熱意と責任感を持って主体的に取り組めないと愛せません」

   そして、大山晃社長は今日、一般語になった「OA」の由来を語った。

「リコーは、1977年、世の中に初めてオフィスオートメーションという言葉を提唱しました。『OA機器』のその趣意書には、こう書かれています。『機械が出来ることは機械に任せて、人はより創造的な仕事をするべきである』......」

   半世紀近く前に提唱された精神は、今日のAI時代を先取りしていたと大山社長は強調した。

「創造的な仕事をすることで、人は仕事が楽しくなったり、働くことに歓びを感じたりするようになる。そのような変化において、リコーは常にお客様の『はたらく』に寄り添い続け、はたらくことで歓びや幸せを感じることに役に立つ会社でありたいと考えました。ここに私たちリコーの存在意義、パーパスがあるのです。まずは社員の皆さんが『はたらく』に歓びを感じられることが重要です。なぜなら皆さんのモチベーションが会社の宝であり原動力だからです」

   新入社員に向けた熱いエールの数々......「心を震わす社長の挨拶」はまだまだあります。<入社式「心を震わす社長の挨拶」はコレ! 会社ウォッチ編集部が独断で選ぶ珠玉の言葉の数々【3:仕事と人生に哲学を持とう編】>もぜひどうぞ。

(福田和郎)

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