ファミマ・細見社長「万国共通の鉄板...笑顔と挨拶で、信頼関係つくろう」
仕事のイメージを数字で表して「可視化」したのが、ファミリーマートの細見研介社長だ。
「皆さんがこれから働くファミリーマートの全体像は、間違いなく皆さんの想像を遥かに超えた大きなスケールで社会の維持発展を支えているのです」
次いで具体的な数字を挙げて、こう紹介した。
「店舗ネットワークですが、日本全国に約1万6500店、海外に約8000店舗、合計で約2万4500店舗を展開する世界有数のフランチャイズチェーンです。日本にある店舗を1日に10店舗訪問すると約4年半かかる規模です」
「国内売上高は約3兆円ですが、税金の支払いなど収納代行と言われるものが約3兆円別にあり、年間で約6兆円ものお金がファミリーマートに流入してきます。店舗のスタッフさんは全国で約20万人。1日の来店客数は約1500万人、年間累計で55億人ものお客さまが来店されます」
「店舗にフレッシュな商品を届ける物流ネットワークは、全国に約150か所の物流拠点と、約4500台のトラックにより構成され、最新のAIの活用も進めて最先端のロジステックス戦略が推進されています。SNSの1日平均のインプレッション数は約400万、ファミペイアプリダウンロード数は1500万を超えるなど、ファミリーマートが極めて大規模なビジネスを行っていることが実感していただけるかと思います」
そして、結びに大切な仕事のコツも伝授した。
「私が社会人生活37年を振り返って、これは鉄板だなと思うことをご紹介します。それは、笑顔と挨拶が世界の共通語だということ。私は商社マンとして世界50か国でビジネスをしてきましたが、どこの国においても満面の笑顔と大きな声の挨拶が周囲との信頼関係を作る最も大事なコミュニケーションであり、商売の基本であるということです。そしてそれは、皆さん全員がすぐにできることでもあります」