お金の管理方法に「満足している」人は81.0%
ほかにも、「現在のお金の管理方法への満足度」を聞いたところ、「満足している」(「まあ満足している」43.4%と「満足している」37.6%の合計)と答えた人が81.0%にのぼり、最も多かった。「まったく満足していない」と答えた人は4.2%だった。
現在の家計管理方法に大きな問題は感じていない人が多いことがわかった。【図3参照】
現在のお金の管理方法に「満足している」人に、その理由を具体的に聞くと、
「夫婦の給与をまとめ、夫はお小遣い制。夫が浪費家なので、私が管理する方法がベストだから」(26歳、女性) 「妻が給与口座をすべて管理し、ふたりともお小遣い制。家計に入るお金と出ていくお金がわかりやすく、貯金に回す額を調整できるので」(33歳、女性) 「通帳を妻に預け、お小遣い制です。私はお小遣いの使い道を心配するだけなのでラクですし、妻の金銭感覚や人間性を信頼しています」(50歳、男性)
などと、「今のやり方で貯金できている」「わかりやすい」などの声が寄せられた。
その一方で、現在のお金の管理方法に「満足していない」理由は、
「家計管理は二人で分担。ただ夫が勝手に必要以上の額を下ろしていたり、手数料を気にせず下ろしたりしています。二人で分担している意味がないため、自分で全部管理した方がいいのかなと思います」(28歳、女性) 「給与振込口座を預かり、夫はお小遣い制にしている。しかし夫がカードで勝手に買い物するので管理できない」(34歳、女性) 「夫婦の給与をひとつにまとめている。自分は小遣い制なのに妻は自由に使っている」(46歳、男性) 「お小遣い制で月3万円もらっている。趣味に使えるお金がほしい」(53歳、男性)
といった声があった。
「配偶者が決めたルールを守っていない」「自分の給料はすべて把握されているのに、相手の収入は教えてもらえず不公平」などの答えが寄せられた。
なお、調査は全国の既婚の男女を対象に、2023年2月16日~17日にインターネットで実施した。有効回答数は、500人(女性359人、男性141人)。回答者を年代別にみると、20代が13.0%、30代は46.6%、40代26.6%、50代10.4%、60代以上が3.4%だった。