共働きでも「基本的に生活費は夫の給料から出す」
さらに、第4位は「夫の給料のみで生活する」。95人がそう答えた。【図2参照】
「妻の給料はすべて貯蓄し、夫の給料で必要な出費をすべて負担する」(32歳、男性) 「基本的な支払いは夫の給料から行う」(44歳、男性) 「夫が生活費全般を払ってくれていて、自分の収入は小遣いにしています」(50歳、女性)
などの声があった。
共働きでも、「基本的に生活費は夫の給料から出す」という家庭もあった。生活費の渡し方は、「妻が夫から給料全額を預かる」「夫が妻に生活費分のみを渡す」などさまざま。夫が妻に生活費分だけを渡す場合、残りは貯蓄やお小遣いに回しているようだ。
第5位は、「生活費の支払い・管理を分担する」で64人。生活費を一つの口座にまとめず、それぞれの口座から「担当分」を支払うという。「夫が家賃」「妻が食費」などと担当する項目を決めている家庭もあれば、生活費全体を折半している家庭もあった。
具体的には、
「家賃や光熱費、食費、子ども関係の支払いなどは、それぞれどちらが払うかあらかじめ決め、分担して支払いしている」(29歳、女性) 「家で使うものや食費などは家族カードで購入し、請求書で確認して折半しています」(33歳、女性) 「食費や雑費などの計算は妻が行い、引き落とし関係は夫が管理」(46歳、男性)
といった声が寄せられた。
食費や雑費など日々発生する支出は、妻が担当している家庭が多い印象という。
調査では、収入を一つにまとめ、お小遣い制で家計を管理しやすくしている家庭が多いことがわかった。
ただ、「給与口座やクレジットの引き落とし情報などを共有し、お互いの支出を共有のスマホアプリに入力して毎月の収支を管理している」(32歳、女性)といった「家計を可視化する」と答えた人が43人(第6位)や、「基本必要になったときに話をして、お金をもらうようにしています」(66歳、男性)というように、35人がお小遣い制ではなく、「必要なものは随時購入する」(第7位)と答えた。
どの管理方法が適切かは、「夫婦の性格や金銭感覚」「支出が多いか少ないか」にもよるとみられる。