夫婦のお金の管理方法、「お小遣い制の採用」が第1位
次に、「具体的にどのようにお金の管理をしているか」を聞いたところ、第1位は「お小遣い制の採用」で188人が、そう答えた。【図2参照】
具体的には、
「夫はお小遣い制、妻はなし」(33歳、女性) 「妻だけお小遣い制(43歳、女性) 「ふたりともお小遣い制にしている」(53歳、男性)
といった声が寄せられた。
定額のお小遣い制は、「月々の出費が固定化できる」「ムダ遣いを防ぎやすい」といったメリットが見込めるため、家計を管理しやすくなるようだ。その一方で、お小遣い制となっている側が「小遣いが少ない」と不満を抱きやすいことがある。
第2位は、130人が「ふたりの収入をまとめて管理している」と答えた。家庭用口座をつくって生活費をまとめると、収支のバランスが把握しやすいといったメリットが見込める。
ただ、そのまとめ方をみると、全額をまとめる家庭もあれば、収入のうち、あらかじめ決めておいた額(たとえば、収入の◯割、◯万円など)を生活費としてまとめる家庭もあるようだ。一定額だけをまとめる方法で家計を管理している場合、生活費以外のお金は「夫婦がそれぞれ自由に使える」ケースが多いようだ。
具体的に寄せられた声をみると、
「共有の口座をつくって管理」(36歳、男性) 「夫婦の給与をまとめて、生活のやりくりをしてもらっています」(44歳、男性) 「それぞれの給料から一定額を拠出し、共通の財布・銀行口座に入れる」(59歳、女性)
といった具合だ。
第3位には、「得意なほうに管理を一任している」が99人で続いた。「配偶者あるいは自分がすべて管理し、もう一方は管理にノータッチ」という家庭も少なくないことがうかがえる。「夫婦のどちらか一方が家計管理を得意としている」「もう一方は、家計がブラックボックスでも気にしない」ということらしい。
具体的には、
「通帳すべてを私が管理して、変な収入源がないかチェックしている」(26歳、女性) 「夫が給与を管理し、買い物をするときは夫がすべて払うようにしている」(48歳、女性) 「すべてを妻に任せている」(69歳、男性)
といった声があった。