公示地価が2年連続上昇、都市圏・地方圏とも回復基調...だが、地域によるばらつきも 今後の不安要素は、インバウンドの回復含む国内景気、金融市場の動向

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世界的な景気の落ち込みと金融不安、来るべき日銀の金融緩和修正に懸念

   今後の地価の動きは、インバウンドの回復を含む国内景気に加え、金融市場の動向にも左右されそうだ。

   世界的な物価上昇に対応した米欧の利上げが景気を冷え込ませる懸念は根強い。ここにきて表面化した米欧の金融機関の実質破綻や経営不安が、世界経済にどのように影響するかも読み切れない。

   国内でも、日銀がいずれは金融緩和の修正に動く日が来る。

   住宅ローン金利の上昇、不動産投資へのブレーキなど地価にはマイナスの影響が避けられないだけに、今後の金融政策も注視する必要がある。(ジャーナリスト 白井俊郎)

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