米欧の金融システム不安は後退、相場は安心感戻るが...先行き不透明は変わらず(4月3日~4月7日)【株と為替 今週のねらい目】

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外国為替市場 堅調地合いか 米国のインフレ抑制のための利上げ続くとの見方

東京外国為替市場見通し(4月3日~7日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=131円00銭~134円50銭

2023年3月31日(金)終値 1ドル=132円79銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルの堅調地合いか。

   前週のドル円相場は、米欧の金融システム不安が後退したことを受けて、ドルが上昇した。ドルは一時、1ドル=133円台半ばまで買い進まれた。

   今週のドル円相場は、ドルの堅調地合いが続きそうだ。

   米欧の金融システム不安が完全に払拭されたわけではないものの、懸念は大きく後退している。これに伴い、市場では米国のインフレ抑制のための利上げが継続されるとの見方から、ドル買い継続が予想される。米国の金融政策を占ううえでも、米国の経済指標の結果が注目される。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では3日に3月日銀短観、3月新車販売台数、7日に2月家計調査、2月毎月勤労統計、2月景気動向指数などの発表が予定されている。

   海外では3日に米国の3月ISM製造業景況指数、OPEC(石油輸出国機構)プラス会合、5日に米国の3月ADP雇用統計、米国の3月ISM非製造業景況指数、7日に米国の3月雇用統計などの発表が予定されている。なお、8日に黒田日銀総裁の任期が満了し、9日に植田新総裁が就任する。

(鷲尾香一)

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