三井住友FG、ベトナムのVPバンクに2000億円出資...アジア圏での成長戦略強化【馬医金満のマネー通信】

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   みなさん、こんにちは。馬医金満です。

   今回は、金融機関の海外への出資を通じて、M&Aの展望について取り上げたいと思います。

高品質で地域に根差したサービス・商品を展開「マルチフランチャイズ戦略」

   三井住友フィナンシャルグループは2023年3月27日、ベトナムの大手民間銀行VPバンクに35.9兆ドン(約2000億円)を出資する方針を固めたことを発表しました。出資後の持ち分比率は15%で、持ち分法適用会社となります。

   三井住友フィナンシャルグループはIR上で、アジアで法人から個人まで幅広い顧客層に対し、高い品質を維持しながら地域に根差したサービスや商品を提供する「マルチフランチャイズ戦略」を今後の主要な戦略としており、その中でベトナムも重要国の1つと位置付けています。

   同グループの連結子会社、SMBCコンシューマーファイナンスでは2021年、VPバンクの100%子会社であり消費者金融市場でトップシェアを握るFEクレジットの持分49.0%を取得しており、社名は「VPバンク・SMBCファイナンス(VPBank SMBC Finance)」に変更していました。つまり、以前から子会社への投資を通して関係値のあったVPバンクに対して、今回さらなる投資を通じて、ベトナム市場に積極的に展開したい思惑が見て取れます。

   海外M&Aの総論として、日本の人口がこれ以上増加する見込みがない以上、海外への投資で稼いでいくという流れになるのは当然の流れかと考えています。

   したがって、海外M&Aは増加する一方で、資金力が比較的に弱い会社は国内同業、あるいは海外からM&Aをされることも今後あり得るかと考えています。

   それでは!(馬医金満)

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