花粉症の時期が終わったら、一気にマスクを外す流れに?
次に、「3月13日以降、店内のパーテーションなどの飛沫対策設備」はどうしているか聞くと、「一部撤去した」がもっとも多く「38.5%」、「全部撤去した」が「17.7%」、「そもそも設置していない」が「7.7%」などと、撤去に踏み切る飲食店が全体の半数以上を占める結果となった。
また、「コロナ禍と変わらず設置」という飲食店も「33.1%」と、現時点でも対策を続けていることがわかった。
最後に自由回答欄で店舗の状況を尋ねてみると、
花粉症の時期が終わったら一気に外す流れになると予測して、準備している(大阪/焼肉/2~10店舗)
マスク着用派とノーマスク派のお客様がいて、両方とも極端で店舗宛に「こちらに合わせろ」とクレームが来る。その対応が非常に大変(東京23区以外の関東エリア/焼肉/11~50店舗)
緩和後も約90%の方がマスク着用しており、従業員が外すことには抵抗がある。特に飲食店は安全・安心が大切、周囲の環境や状況を踏まえた上で、今後にて随時、検討する(東京23区内/中華料理・アジアン・エスニック/101店舗以上)
などの意見が上がり、各店舗で試行錯誤に苦労している実態が浮き彫りになった。
なお、飲食店のマスク着用について会社ウォッチ編集部が厚生労働省に問い合わせたところ、以前までのような「三密の回避」や「自主的なマスクの着用の案内」を飲食店にお願いすることはなく、「政府方針と同様に各個人とお店側の自主的な判断に任せている」とのことだった。