AIに対抗? 国立大学で無敵、「肉体派」東北大生の快挙
AI研究といえば、東北大学も国内屈指の成果をあげているが、大野英男(おおの・ひでお)総長はそれとは真逆の「肉体派」として成果を上げたことでも卒業生たちを称賛した。
「さて、最近の学生諸君のさまざまな分野での活躍には、目を見張るものがあります。とりわけ、全国の主要国立七大学の体育部が多くの競技種目で熱戦を繰り広げる全国七大学総合体育大会(いわゆる七大戦)で、東北大学は昨年総合優勝を遂げました」
「新型コロナの影響で大会が中止された2022年と2021年をはさんで、本学は史上初の4連覇を果たしました。過去8回のうち実に7回にわたり、本学は総合優勝を遂げているのです」
「七大戦」とは、北海道大・東北大・東京大・名古屋大・京都大・大阪大・九州大の7つの旧帝国大学が参加する、各体育部の総がかりの戦いだ。部員の人数では、東京大や京都大のほうが多いのだから、東北大のパワーは称賛に値するだろう。
大野英男総長は最後に、
「また、昨年8月に琵琶湖で行われた人力プロペラ機の『鳥人間コンテスト2022』では、本学学友会人力飛行部の東北大学ウインドノーツが優勝を果たしました。本学の学生諸君が、さまざまな分野で目覚ましい活躍を行っていることは、本当に素晴らしいことだと思います」
と、卒業生にエールを贈ったのだった。
この東北大生が誇る「身体能力」の高さこそ、AIには決してできない人間らしい営みだろう。
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(福田和郎)
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