働き方改革「思うように進まない」原因は?
その一方で、働き方改革が思うように進まない企業の取り組みは、43.2%の人が「勤怠管理の強化」と回答。次いで、「効率性向上のためのITツールの新規導入」(42.9%)や「ノー残業デーや定時退社の促進」(39.8%)などとなった。
ワーク・ライフバランスは、
「表面的な対策にとどまっていることがうまく進まない原因であると考えられる」
とみている。【図3参照】
働き方改革が思うように進まない原因をみると、「残業削減以外の施策を実施していない」が26.2%、「思い付きの施策の実施にとどまること」の24.5%などがあがった。
このことから、経営陣が本気で社員とともに勤務環境の改善などの根本的な働き方改革に取り組むことが必要で、結果ばかりを求めるのではなくその達成方法も合わせて議論を進めていくことが重要であると考えられるという。
また、「発注者からの要求に対応せざるを得ない」(22.3%)や「取引先の理解を得られない」(5.2%)という回答もあり、商習慣の変革などにおいても経営陣の役割の必要性が示唆された。【図4参照】