1000人当たり不登校児童比率...小学校の最高は沖縄県、最低は福井県 中学校の最高は北海道、最低は福井県
さて、最後に小中学校の1000人当たりの不登校児童比率を取り上げる。
2020年度の小学校の不登校比率では、沖縄県が最も高く15.35%。最も低いのは福井県の6.00%で、沖縄県は福井県の倍以上の比率で不登校が発生している。(表5)
全国平均は10.05%で、上位22位の栃木県までが平均を上回っている。沖縄県の15.35%は100人に1.5人、全国平均の10%は100人に1人の不登校が発生していることを示している。
2020年度の中学校の不登校比率では、北海道が最も高く50.74%。最も低いのは福井県の29.52%。全国平均は41.35%で上位23位の新潟県までが平均を上回っている。北海道の50.74%は100人に5人の不登校が発生していることを示しており、上位22位の茨城県までは100人に4人の不登校が発生している。(表6)
小学校と中学校の不登校の比率を見ると、島根県、福岡県、高知県、北海道の4県は小中学校とも上位10に入っている。
一方、福井県、岩手県、香川県、山形県、秋田県、埼玉県の6県は小中学校とも下位10に入っている。また、富山県は小学校では上位8位ながら、中学校では下位5位に入っており、中学校での不登校が大きく減少している。
今回は学校数について取り上げた。第6回目は、住まいの関連について取り上げることとする。【第6回につづく】