日本の水や森林問題に「気づき」を与えたい
木のストローの開発に至った、もう一つの大きな理由に、欧米ではじまったワンウェイプラスチック廃止の流れが加速していることがある。
プラスチック製のストローによる海洋汚染に端を発した動きだが、そんなプラスチック製の代用品として「木のストロー」が重宝されるようになった。
興津社長は、「木のストローを通じて、日本の水や森林問題に『気づき』を与えていきたい、と考えていました。」と言う。
たとえば、鳥取県では小学校の授業で木のストローを教材に使って、子どもたちに「森があるから水がある」「人工林は人が手入れをしないと荒廃する」「木を使う(買う)ことで森林のサイクルを経済的にまわしていくことが大切」であることを伝える、SDGsの授業を開いている。
「木のストローは、『水』と深い接点を持つアイテムです。この木のストローが『橋渡し役』となって、子どもたちはもちろん、大人にも、日本の水と森について関心を持ってもらいたいと、期待を持っています。 日本の水資源、森林資源をどうやって守っていくのかを考えてもらう取り組みである『木のストロー プロジェクト』を、前に進めていきたいと考えています」
と、興津社長は力を込める。(J-CAST 会社ウォッチ編集部)
8「働きがいも経済成長も」
11「住み続けられるまちづくりを」
12「つくる責任 つかう責任」
13「気候変動に具体的な対策を」
14「海の豊かさを守ろう」
15「陸の豊かさを守ろう」
の目標の実現を目指す