間伐材を利用した「名刺」や「香るストロー」 「木」から学ぶSDGs

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「木のストロー」プロジェクトで森林を育成

   「木の名刺」や「木のストロー」の材料には、間伐材を含む国産材を使っている。

   植林されているスギやヒノキは成長とともに木が太くなり、木と木の間隔が狭くなる。そのため、放っておくと地表まで十分な陽が当たらず、土や草、低い木まで栄養がいかなくなる。そのため、一定程度の伐採(間伐)が必要になるのだが、近年は林業の衰退で、多くの山や森林の育成が放棄される状況が少なからずある。

   そのことが、豪雨による洪水や山崩れ、倒木などの災害を引き起こす原因となることもわかってきた。人々を自然災害から守るためにも、森林の育成・管理は欠かせない。間伐材をムダなく使う「木の名刺」や「木のストロー」は、森林管理にも寄与しているというわけだ。

   興津社長は、

「全国の間伐材を活用した『木材ストロー』を開発、導入を広めることで、森林に光を入れ、間伐材の活用促進や災害防止などの持続的な森林経営の一助となればと考えています」

と説明する。

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