「契約するまで帰らない!」「キャンセル料40万円!」...急増する中古車売却トラブル! 業者の強引商法に負けず、愛車と気持ちよく別れる4つの対策

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売却価格の20%、40万円のキャンセル料を迫られ...

長年運転してきた愛車だが...(写真はイメージ)
長年運転してきた愛車だが...(写真はイメージ)

   次に多いのが「キャンセル料」の請求をめぐるトラブル。

【事例3】勝手に契約したことにされ、断ったらキャンセル料を請求された

   高齢の父が約20年前の車を手放すことにしたので、インターネットで探した業者へ電話をかけた。業者は「値が付くかわからないが、車検が残っているので3万円程度にはなるかもしれない」と言い、契約になるとは思わずに見積もりのつもりで車検証と自賠責保険証の写真をメールで送った。

   その後、別の業者が無料で処分してくれることになり、業者へその旨の電話をすると、「最初に当社へ電話をかけた時点で本契約となるため、キャンセル料3万円が発生する」と言われた。契約書類は届いたが送り返していない。そもそも契約した認識がないし、まだ売却額や車の引取日も決まっておらず、またキャンセル料の説明も受けていない。キャンセル料を支払わなければならないのか。(2022年10月・50歳代男性)

【事例4】契約後すぐにキャンセルを申し出たら、高額なキャンセル料を提示された

   一括査定サイトに登録後、業者が来訪して査定し、「15万円で買い取る」と言われた。「少し考えたい」と伝えると、「特別に50万円で買い取る」と言うので契約した。その後、別の業者から「70万円で買い取る」と言われ、最初の業者へキャンセルを伝えると、「キャンセル料が10万円かかる。75万円で買い取るのでキャンセルしないでほしい」と言われた。

   キャンセル料は一律で決まっており、契約書の約款に書いてあるという。車を引き渡しておらず、売却代金も未受領、名義変更の手続きもしていないのに、キャンセル料が高額すぎる。(2022年9月・20歳代男性)

【事例5】高額なキャンセル料の算出明細が示されない

   一括査定サイトに登録後、電話がかかってきた業者の店舗で車を査定してもらった。約230万円が提示されたので契約し、その日のうちにキャンセルを申し出たら、業者から約40万円のキャンセル料を請求された。売却価格の20%で、請求根拠は契約書に記載してあるという。

   あまりにも高額なので、業者へキャンセル料の根拠となる損害の明細を提示するよう求めると、「契約当日にキャンセルを申し出ても契約書に記載通りのキャンセル料がかかる。キャンセル料は販売する時の利益の損失を根拠に計算している」と主張し、明細を示さない。支払いたくない。(2022年12月・20歳代男性)

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