持ち家の会社員は、転勤発令後「単身赴任」になる傾向
調査では、持ち家(戸建て・集合住宅)に住んでいた転勤経験者に「内示が出た時に住んでいた持ち家はどうしたか?」聞いたところ、こちらも転勤回数にかかわらず、最も多かったのは「単身赴任」(転勤1回の人:52.4%、複数回:46.9%)。次いで、「そのまま維持(空き家に)した」(1回:32.6%、複数回:39.9%)となった。
第3位には、転勤1回の人は「売却した」の7.5%、(複数回:5.8%)が続いたが、複数回の転勤している人は8.5%が「賃貸に出した(普通借家契約)」(1回:6.2%)と答えた。【図3参照】
調査によると、「転勤が決まったけど、家はどうしよう......」と迷ったものの、転勤の内示が出た時に持ち家を売却した人は1割に満たなかった。
ただ、「おうち売却の達人」は、「転勤が決まったら、まず確認することがあります」という。
それは、(1)転勤(赴任)の期間や、(2)社宅や住宅補助の有無(3)住宅ローンの残債(4)家族の意向(子供の学校や進学、夫婦の仕事や人間関係などの調整)--この4つを確認。そのうえで、持ち家を「売却する」か、「賃貸に出す」「空き家にする」「単身赴任」から選択することが考えられると、アドバイスしている。