空前の好決算を謳歌、次なる一手は?...東洋経済「総合商社」、ダイヤモンド「お金の終活」、エコノミスト「日本株」を特集

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シニアに魅力の「ドル建て社債」

   「週刊ダイヤモンド」(2023年3月25日号)の特集は、「ボケでも寝込んでも安心! お金の終活」という刺激的なタイトルだ。

   ボケたり、寝込んだりする前に、残された配偶者や子供が困らないためのお金の終活をどうするか――いろいろな選択肢を探っている。

   シニア投資では、金融機関の言いなりにならないことが大切だ。警戒すべき金融商品・サービスの見抜き方を以下のようにまとめている。

・コストの説明があいまいで、運用中の費用がはっきりない
・リスクや失敗時の話をせず、良い話ばかりをする
・過去の良い実績が将来も続くかのように提案してくる
・仕組みが複雑で、何度聞いても理解できない
・ライフプランや将来の資金計画を考慮せずに商品を提案

   そうした中で、元本が減らない利息収入が期待できる「ドル建て社債」の魅力を紹介している。社債はその会社への貸付金なので、満期(償還日)まで保有していれば、その間ずっと毎年決まった利息がもらえる。

   しかも、額面で償還される元本保証。安定と定期的な利息収入の両方が欲しい人に向いている。為替レートの関係で損益分岐点が低くなる可能性もあるが、満期時に円高で損する場合には、引き続きドルで保有して円に戻すタイミングをコントロールすることで、リスクを回避できるという。

   選び方について、発行体の格付けはA以上、満期までの期間は10年以内、利回りが米国債より高いことを挙げている。実際にどの証券会社で買えるのか? 体験取材が興味深い。

   このほか、配当型ETF(上場投資信託)、60歳からの住宅ローン「リ・バース60」の活用法などを紹介している。

   第2特集は、「複合機『ドル箱』崩壊」。大手日系メーカーのドル箱だった複合機事業に暗雲が立ち込めているという。そろって好業績で工場もフル稼働なのに、なぜなのか? 各社が進出する「ソリューションビジネス」にも落とし穴があるというのだ。

   業界再編の動きを予想している。最近、複合機大手のトップセールスだった知人が、別のIT大手に転職した。いち早く危機を察したのだろうか、と思った。

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