5月から、スマホ「番号持ち運び」手続きが簡素に! 携帯大手の「抵抗」なくなるが...いまこそ制度の基礎知識、もっと勉強しよう

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「番号持ち運び」基礎知識テスト、全問正解は2.8%

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スマホ料金は安いほうがいい(写真はイメージ)

   ところで、最初に番号持ち運び制度の利用経験の有無を聞いた時も、「言葉は聞いたことがあるが、利用方法や内容は知らない」(14.1%)、「まったく知らない」(41.6%)と、よく知らない人が6割近くいた【再び図表1】。

   そこで、言葉を聞いたことがある人を含めて「認知」している2万3377人(全体の58.4%)に、番号持ち運び制度の基礎知識を9問テストして、正答率を計算した(2023年2月現在の情報)。

   正答率が最も高かった項目は「通信会社を乗り換えても、携帯電話番号をそのまま使うことができる」(89.5%)で、次いで「通信会社と紐づいていたポイントを引き継げない場合がある」(78.5%)、「乗り換えた通信会社の名義は、『MNP予約番号』を取得した名義を使用しなければならない」(69.7%)の順だった【図表3】。

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(図表3)MNP基礎知識のテストと正答率(MMD研究所の作成)

   一方、正答率が最も低かった項目は「MNPを利用すれば、乗り換え先の通信会社のみで手続きが完了する」(36.6%)で、多くの人が両方の会社で煩雑な手続きをしなくてはならないことを知らなかったわけだ。

   逆にいえば、手続きのワンストップ化によって、番号乗り換えがかなりスムーズに進みそうだ。ちなみに全問正解はわずか2.8%となった。

   調査は、18歳~69歳の男女4万人を対象に2023年2月3日~6日、インターネットを通じてアンケートを行なった。回収されたサンプルを人口構成比に合わせるために、ウエイトバック集計した。(福田和郎)

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