【2024年卒就活生】男子はモノづくり、女子は人材サービス人気...文理別の人気1・2位は? 「就職注目企業ランキング」の顔ぶれ一覧

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文系は営業職、理系はエンジニア・研究職がある企業に注目

【文理別】

   つづいて、文理別の結果をみていこう。文系学生の1位はレバレジーズ。また、オープンハウスやサイバーエージェント、キーエンス、サントリーといった営業職種がある企業がランキング上位になりやすい傾向が見られた【図表3】。

   一方、理系学生の1位はNTTデータ。ほかに、SCSKや日鉄ソリューションズといったシステム構築やソフト開発関連企業への注目が高い傾向にあり、エンジニア職種がある企業に関心が集まっている。また、東京エレクトロンや旭化成、キヤノン、三菱重工業といった研究職種をある大手メーカー系企業も多くランクインした【再び図表3】。

(図表3)24年卒【文理別】就職注目ランキング(OpenWorkの作成)
(図表3)24年卒【文理別】就職注目ランキング(OpenWorkの作成)

   それぞれの企業の魅力を、新卒入社した社員クチコミから見ていくと――。

オープンハウス「実際に自分がお客様に販売した物件を気に入っていただけた時はとても嬉しかったです。また、昇給や賞与にもしっかりと反映されるのでモチベーションを保ちやすいところがいいと思います」(営業、男性)
サイバーエージェント「インターネット広告マーケット1位である会社で、一定規模のクライアントを相手に広告営業・運用をした経験は、実際に転職したり、独立したりする際の市場価値もかなり高いと感じている」(広告営業、男性)
日鉄ソリューションズ「答えのない課題を具体的なシステムアーキテクチャ(システムの構成要素とその関連)に落とし込んでいく仕事が多く、それをリードする立場になるので、そういったチャレンジをしたい人には向いている」(システムエンジニア、男性)
三菱重工業「若手社員のうちからスケールが大きいプロジェクトに参加でき、自分が設計・開発したものがそのプロジェクトの製品の一部となるため、個々の仕事にやりがいを感じることができる」(研究開発、男性)

   こうした「入ってよかった」という生の声を見る限り、若手のやる気を尊重して、スキルとキャリアを大いに伸ばす環境に恵まれている企業が多いようだ。

   調査は、OpenWorkに登録している2024年卒学生ユーザー16万611人を対象に、2023年3月6日時点の検索企業を集計した。内訳は男子学生9万5989人、女子学生6万4622人。文系学生9万9184人、理系学生5万7579人。(福田和郎)

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