エライ人が欲に目がくらんで不正行為を指示してしまうなら、その仕事はAIに替わってもらえば?
しかし、そうやってAIの凄さを肌で感じてしまうと、こんなふうにAIは人間の仕事を代替して、「人は仕事を奪われていってしまうのかな...」と不安な気持ちがよぎったりもしてしまいます。
AIのことを頼もしいと思いつつも、一方でそんなAIを怖れ憂いてしまう。やはり、つくづく人間はワガママなものだと思います。
そんなことを独り言ちながら夕飯の支度をしつつ、テレビ画面に目をやると、飽きもせず企業の不正行為のニュースが次々と報じられているではありませんか。横領だ、談合だ、不正受給だと、エライ人たちの残念な指示のオンパレードです。
これらの不正行為の背景をひも解いていくと、人間の欲が目をくらませてしまっているのだなと感じずにはいられません。
そうだ! エライ人が欲に目がくらんで不正行為を指示してしまうというのならば、そんなエライ人の仕事こそAIに替わってもらえばいいじゃないですか。これは名案かも?!
そう思って意見をチャットGPTにぶつけてみたら、
『人間のように倫理や感情を持っていないため、経営判断や倫理判断などの人間的な判断はできません』
と答えが返ってきました。どうですか。なんか、無欲な感じがいいじゃないですか。惚れ直してしまいそうです。さらに、
『企業の経営にはさまざまな要素があり、人間とAIが連携して最適な結果を得ることができると考えられます』
不正行為を指示するエライ人たちなんかより、こんなふうに自分を客観視できるAIのほうが余程真っ当ではないですか。
ただ...たしかにAIを開発したのは人間ではありますが、AIが優秀になればなるほど、人間自身も精進を求められているのかな、と。暗に、AIから教えられているように感じてしまうのは、気のせいでしょうか?(川上敬太郎)