離婚した場合に、「持ち家」をどうするか――。
夫婦の3組に1組が離婚するともいわれるなか、離婚する場合に「子供」や「生活資金」「住居」といった解決に時間がかかりそうな問題について、8割以上の女性が、夫と話ができていないと答えていた。
リースバックの「マイホームだけは守らナイト」を運営する、みなとアセットマネジメント(東京都港区)が、6~15歳の子供を持つ30~40代の既婚女性(住宅購入者)を対象に、「離婚後の家の対処法」に関する調査を実施した。2023年3月8日の発表。調査からは、母親として、離婚で女性が抱える悩みがうかがえる。
「離婚を考えたことがある」女性は63.5%!
調査では、まず「真剣に離婚を考えたことはありますか?」と聞いたところ、「何度もある」と答えた女性は20.0%、「数回はある」が28.0%、「1度だけある」は15.5%と、「離婚を考えたことがある」と答えた女性が63.5%にのぼることがわかった。「1度もない」は36.5%だった。
「離婚を考えたことがある」と答えた女性に、「もし離婚をすることになった場合、解決すべき問題はあると思いますか?」と聞いたところ、90.8%が「あると思う」と答え、さらに「離婚するとなった場合、特に解決に時間がかかりそうな問題は何ですか?」との問いに、「子どもに関する問題」と答えた人は50.2%と最も多かった。
次いで「今後の生活資金に関する問題」が30.1%、「住居に関する問題」の17.0%、「仕事に関する問題」1.9%と続いた。
また、「もし離婚をすることになった場合、住居はどうしようと思っていますか?」との問いに、「今の家を出て、新たな住居に住む」と答えた女性は43.1%で最多。次いで、「今の家に継続して住む」が34.2%、「今の家を売却して、新たな住居に住む」の21.0%と続いた。【図1参照】