子どものなりたい職業1位は「会社員」...入りたい業界はどこ? Youtuberは何位だったか?

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憧れの人1位はすべてで「両親」に 親は「子どもの好きなこと・得意なことを伸ばしてあげて」

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   調査の一環として今回は「憧れの人」についても質問した。すべての年代で「お父さん・お母さん」が1位となり、コメントには

「一番身近なヒーローだから」
「イラストレーターになりたいと話したとき、どういう仕事でなるにはどうしたらいいのか熱心に教えてくれたので」
「いつでも味方になってくれて頼もしい」
「父も母もたくさん愛情を注いでくれて、私もそんな親になりたいから」

   など、家事や仕事をする背中をみたり、将来について考えてくれる姿などに一番身近な尊敬できる人だという意見が挙がった。日頃、なにかと叱ってしまいがちな、お父さん、お母さん安心してほしい。

   これらの調査を受けて、第一生命経済研究所の的場康子さんは

「『会社員』を選んだ子どもたちの間でも『科学技術・ものづくり』の分野が人気です。子どもたちにとっての『科学技術・ものづくり』とは、当然、デジタル技術の活用が視野に入っていることでしょう。少子高齢化による労働力不足など、わが国は深刻な問題を抱えていますが、AI やロボットなどデジタル技術はそれらを解決する可能性を秘めています。子どもたちには『新しい景色』が見えているのかもしれません。AI を使いこなし、それを人々のウェルビーイングの実現のために活用する。そのような未来に向けて、子どもたちの新しい視点・発想力を活かしていくことができれば、世界をリードする企業が生まれることが期待できます」
「もう一つの注目点は、子どもたちの『憧れの人』です。すべての年代で『お父さん・お母さん』が第1位です。『子どもは親の背中を見て育つ』と言われますが、多くの子どもにとって親の存在はとても大きいようです。 子どもたちの一番身近にいる親も、自らの価値観・固定観念をアップデートし、子どもたちが好きなもの、得意なものを尊重して育てることが重要です。そのようにして子どもたちの潜在能力を最大限に伸ばすことができれば、現在の延長線上ではない新しい未来を創造する力につながることでしょう」

   とのコメントを出している。

   なお、この調査は2022年12月中に実施され、小学校3年生以上の中・高校生3000人を対象にインターネットアンケートで実施された。

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