「社員4000名体制」に向けて、積極採用はまだまだ続く
ベイカレントの株価は2017年には100円を割り込んでいましたが、2018年からは300円台、2020年末には1800円台、2021年には6000円台と急騰しました。
その後は一時3000円台に落ち込みましたが回復し、現在は5000円台半ばで推移しています。
ベイカレントは2021年4月公表の「中期経営計画」で「2026年2月期において売上1000億円、EBITDA300億円超を目標とする」という数値を掲げています。2023年2月期の売上収益見込みが711億円ですので、現状では7割超の進捗率といえそうです。
また、DXコンサルティングの進化、高付加価値化のさらなる推進を続けながら、「社員4000名体制の構築」を掲げています。2022年2月末の従業員数が2638人ですので、こちらも現状では7割程度進みつつ、今後も引き続き積極採用を行うと見られます。
懸念材料があるとすれば、DXプロジェクトにかかわることのできる専門人材の奪い合いが進んでおり、ベイカレントでも採用費の上昇を招いています。
比較的経験の浅い人材を採用し、研修等を通じてスキルを磨き上げていくことが、これまで以上に重要となるでしょう。異業種からベイカレントへの転職を考えている人は、この点についてどの程度手厚くなっているのか確認してもいいかもしれません。(こたつ経営研究所)