ペットショップ購入は平均18万円、70万円以上も
さて、3番目に重要なのが「最初にかかるお金」(初期費用)だ。まず猫を迎える時に、猫タワー、食器、トイレ本体などの基本グッズが必要になる。この平均が2万3152円。3万円以内に収めている人が約74%だった。必須ではないが、外出先から猫を監視できるペットカメラ、高機能トイレ、空気清浄機などを買えばさらに費用がかかるだろう。
また、去勢手術(オス)、不妊手術(メス)の費用が1万9076円。不妊手術は去勢手術より費用が高いのが一般的だ。ただし、保護猫団体や知人から譲渡を受けた場合は、すでに手術済みのケースもあり、飼い主の負担はない。
さらに、出会ったきっかけによっては高い額がかかる。保護猫団体や保健所、知人などから「譲渡」を受けた人がもっとも多く、39.4%。地域猫を保護した人が36.7%、ペットショップやブリーダーからの「購入」は22.5%だ【図表3】。購入にかかった費用は、平均18万5201円。
購入の場合は5万円?20万円がボリュームゾーンだが、それ以上という回答も目立つ。品種や購入先によって金額は大きく変わるようだ。また、保護猫団体によってはお金を支払うところもある。
こうした「最初にかかるお金」の総額は平均112万86円だった。