我が家の猫に一生かかるお金、合計264万円って高い?安い? 3000人の飼い主調査で判明...「幸せというお金では買えないもの、もらってるニャン」

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医療費は生涯46万円だが、ペット保険加入者は24%

   一方、「時々かかるお金」の代表的なケースが病気やケガによる医療費だ。1年でかかる医療費を聞くと、平均は2万9994円で、一生では46万8519円にもなる【図表2】。ペット保険に入っていないと、全額飼い主負担になる。

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(図表2)猫の病気やケガにかかるお金(R&Cマガジンの作成)

   ちなみに、ペット保険に加入している人は24%。保険料はひと月2912円、一生にすると55万3891円になる。未加入が76%もいるが、この数字をどうとらえるかは難しいところだ。病気やケガの重さによっては、数万~数十万円かかる可能性がある一方で、保険は不要と考える人が多いのは事実のようだ。

   アンケートでは、この1年で20万円以上かかった人が3.5%いる。万が一に備えて貯金をしておく、ペット保険を検討するなどの対策も必要だろう。

   動物病院で接種する猫のワクチンはどれくらいお金がかかるのか。1年に1度が多く、費用は3001~6000円がボリュームゾーン。頻度と費用から、一生でかかるお金を算出すると6万7856円。注目ポイントは、半数がワクチン接種をしていないことだ。

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興味しんしん

   定期的な健康診断についても、「受ける派」が約40%しかいなくて、頻度は「1年に1度」が多い。一生でかかるお金は11万2746円。病気の早期発見につながると考えれば、納得できる金額といえるだろう。健康診断もワクチン同様、必要性に対する考えがはっきり分かれている。

   医療関係の費用と並んで、「ときどきかかるお金」の代表は冷暖房費だ。近年は異常気象によって夏の気温上昇が著しく、飼い主が外出している時でも猫のためにエアコンを使う必要がある。そうした電気代から冷房費用を算出すると、ひと月で5592円(7~9月のみ使用)。一生で26万2038円。「猫のために一日中つけっぱなし状態」という家庭もある。

   また、猫は寒さに弱い動物なので暖房も欠かせない。暖房のほうはエアコン、床暖房、こたつ、猫用ホットカーペットと種類は多岐にわたる。こちらもあれこれ計算して、ひと月6295円(12?3月のみ使用)、一生で39万3363円という数字が出た。冷房より高くつく点が興味深い。

   こうして「ときどきかかるお金」の総額を計算すると、一生で130万4422円になる。「日常的にかかるお金」(123万448円)より多いのだ【再び図表1】。

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