過去に年収アップした人...要因1位は「転職」
続いての質問では「過去に年収アップをした際、年収アップの要因は何でしたか?」と聞いた。その結果は、1位が「転職」(16%)。次いで、「相応の成果を出したため」(15%)、「上司または顧客から信頼を獲得したため」(12%)、「資格取得による」(12%)の順番になり、「複業」は「7%」となった。(図表6)
この結果から考察をした同社は
「必ずしも大手企業や有名企業に転職することが年収アップに繋がるとも言い切れないようです。
大手企業から中小企業に転職して年収アップが実現した人や、中小企業からより小規模の会社へ転職したことで評価が高まったという意見も見られます。
とくに30代以降のミドル層は、前職で体得したスキルや業務経験、実績などを評価された結果、好条件で転職先が決まったケースが少なからずあるようです」
「今回の調査を通じて、『年収を上げるために取り組んでいること』と『過去に年収が上がった要因』が必ずしも一致していないという結果が得られました。
自分なりにテーマを持って仕事に取り組むことは重要ですが、年収アップという観点で見た場合、キャリアアップを見据えた転職も有力な選択肢の1つとなることはほぼ間違いなさそうです」
とコメントしている。
なお、調査は2023年2月15日から2月25日まで実施し、会社に勤務している20代から50代まで400人(男性246人/女性152人/その他2人)を対象にアンケートを行ったもの。