こんにちは!ブロックチェーン関連の技術やプロジェクトを調査しています、ブロックスタです! 私は仮想通貨の世界にはまだまだ成長の余地があり、利益を出すチャンスがたくさんあると考えています。
当コラム【仮想通貨通信】では、最先端のちょっととっつきづらかったり、英語のデータしかなかったりするような内容をわかりやすく解説していきます!
さて、今回は、暗号資産取引所・販売所「Coincheck(コインチェック)」がIEOするとのことで注目を集めている「フィナンシェトークン(FNCT)」についての特徴や、今後の価格推移などについてわかりやすく解説していきます。
そもそもIEOって何? そして、注目の「フィナンシェトークン」の特徴は?
IEO(Initial Exchange Offering)は、仮想通貨取引所が主体となって開催する、仮想通貨の販売イベントのことです。企業などにとっては資金調達の手段ということになります。
2017年頃に流行し、資金を集めたまま逃げる、といったような詐欺が横行したICO(Initial Coin Offering=仮想通貨の新規発行による資金調達)の反省を踏まえ、取引所がプロジェクトを厳選し、販売・調査を行うため、より安全で信頼性が高いと言われています。
IEOでは販売期間が終了後、すぐに取引所上で自由に取引できる点も魅力です。
ちなみに前回、Coincheckで行われた「パレットトークン(PLT)」のIEOでは4円で販売されたものが、上場後数日の間に24倍、96円にまで価格が上昇しました。そんなこともあり、今回も大幅な価格上昇が見込めるのではないか、と注目を集めています。
今回、IEOが実施されるのが「フィナンシェトークン(FNCT)」です。「フィナンシェトークン」は、仮想通貨を活用したクラウドファンディングプラットフォーム「FiNANCiE(フィナンシェ)」上で利用できる仮想通貨(トークン)のこと。
「FiNANCiE」上では、スポーツチームや新たな事業開発に挑む人たちが、それぞれオリジナルの「トークン」を発行していて、取り引きすることができます。トークンの所有者に対してはオリジナルのグッズが配布されたり、専用コミュニティに入れたり、とさまざまなメリットがあります。
つまり、今は弱小のスポーツチームであったとしても、トークン発行によって得た収益を元手に練習を重ね、有名な強豪チームとなったあかつきにはトークン価格も上昇。チームに投資したファンまでもが利益を得られる、という「新しいカタチのクラウドファンディング」。
今回発行される「フィナンシェトークン」は、このようにFiNANCiE上で活用され、なかだちとなる仮想通貨なのです。
「フィナンシェトークン」のIEOとは~概要を紹介
それでは、今回IEOされる「フィナンシェトークン」がどれくらい、いくらで販売されるのか――。そして、過去のIEOと比較して、どうなのか紹介していきます。
今回のIEOでは、総発行枚数のうちの13%である26億枚が、1枚あたり0.41円で販売されます。
過去のIEOと比較すると、公開時の時価総額が高く、ちょっと不安になってしまいますよね
参考までに、同じような仕組みのプラットフォームを運営し、パリ・サンジェルマンやバルセロナなど超有名チームのファントークンを取り扱っているチリーズの時価総額は1640億円。世界のトップクラスのクラブチームを擁するチリーズが1640億円で、フィナンシェが82億円。
長期的に価格が上昇していくのかちょっと不安要素ではありますよね。IEOには参加すべきか、いなか...。そこのところはどうでしょうか?
今回のIEO、応募すべき? 儲かる?
当然ながら「投資は自己責任で」が前提ということを強調しておきますが、今回のIEOは比較的利益を得やすい投資だと、私は考えています。
たしかに、さきほど紹介したチリーズなどと比較すると、少々割高感のある時価総額であることは否めません。
しかし、日本国内のクラブチームがどんどん仮想通貨に興味をもって、トークンを発行する際、完全に国内法に準拠したフィナンシェはプラットフォームとして魅力的。
世界でも規制の厳しいと言われる日本で安全にトークン発行が可能で、かつ、日本のクラブチーム、クラウドファンディングに特化している点も踏まえると、決して「高すぎる時価総額」というわけではないのかもしれません。今後も5倍、10倍と価格を上昇させることも可能だと、私は考えています。
◆まとめ
今回は、CoincheckでIEOが実施される仮想通貨「フィナンシェトークン」について解説してきました。
2023年3月下旬に取引開始されるということで、楽しみですね。最初は短期投資目的のIEO参加者がいっせいに売ってくることが考えられますが、長期的にも面白い取り組みをしている銘柄だと思います。ぜひ、「IEOの抽選に当たらなかったよ」という方も取引開始後購入してみるといいかもしれませんね。(ブロックスタ)