格安スマホ、顧客満足度を高めようと切磋琢磨
さて、「安さ」と「手軽さ」がウリの格安スマホでは、調査対象の中心となったのは、「楽天モバイル」「OCNモバイルONE」「mineo(マイネオ)」「IIJmio(アイアイジェイミオ)」「イオンモバイル」「BIGLOBEモバイル」の6つサービだ。
ユーザーにメインで使っているサービスを聞くと、「OCN モバイル ONE」(18.4%)が最も多く、次いで「楽天モバイル」(16.5%)、「mineo」(13.3%)、「IIJmio」(11.5%)、「イオンモバイル」(7.6%)、「BIGLOBEモバイル」(5.5%)の順となった【図表3】。
そして、「総合満足度」を聞くと、「イオンモバイル」(754点)がトップで、次いで「mineo」(747点)、「IIJmio」(746点)、「OCN モバイル ONE」(743点)、「楽天モバイル」(714点)、「BIGLOBEモバイル」(708点)という結果になった【図表4】。
こちらもシェアどおりの順番とはいかなかったが、トップから最下位までの差はわずか46点しかない。大手サービスが115点もの差があることに比べると、少数精鋭で顧客満足度を高めようと、互いに切磋琢磨している状態と言えるだろう。
調査は、大手9サービスと格安スマホともに2023年2月3日~2月6日、スマホを利用している18歳~69歳の男女4万人にインターネットで予備調査のアンケートを行ない、そのうち該当サービスの利用者に集中的に本調査を行った。(福田和郎)