勉強したいことトップ3は「投資に関する基礎知識」、「税金の種類/節税対策」、「資産形成の手段/方法」
さて、「お金」の勉強をしたい理由は何か。また、それは世代別で違いはあるのだろうか――。そんな疑問に対して、問2で「勉強をしたいと思っている」人を抽出して理由を聞くと、全体では「将来のお金に不安がある」、「お金に関する無駄をなくしたい」、「豊かな生活を送りたい」が上位を占める結果になったという。
詳しく年代別で見ると、30代から50代では「将来のお金に不安がある」が約半数を占める高い結果になった。
一方で、10代、20代では「金融や経済について知るべきだと感じている」「お金に関するリスク管理をしたい/トラブルにあいたくない」などが上位を占める結果に。「お金」の知識の少なさなどに、Z世代は不安を抱えているのだろうか。
引き続き、「勉強したいと思う」人には具体的に、どのようなことを勉強したいのかも聞いた。それをみると、全体では「投資に関する基礎知識」、「税金の種類/節税対策」、「資産形成の手段/方法」がトップ3だったという。
年代別トップをみると、10代では「経済の仕組み」(43.0%)が高く、20代は「税金の種類/節税対策」(48.3%)、40代と50代では「投資に関する基本知識」(それぞれ48.5%、45.3%)、60代では「税金の種類/節税対策」(40.7%)。
特徴的なのは、30代で「投資に関する基礎知識」(52.6%)、「資産形成の手段・方法」(52.0%)、「税金の種類/節税対策」(51.1%)と、いずれも同じくらい関心が高いことが分かった。
今回の調査を受けて同社では、
「金融について勉強をしたいと思う人は半数以上と多く、勉強への意向が強いことがわかります。
しかしながら、まだまだ様々なハードルや不安ごとがあり、実際に行動に移せずにいる人が多い様子です。
学校教育が進んだり、ハードルとなっている不安を解消できるようなサービスやコンテンツが浸透していけば、今後、金融についての勉強を多くの人が取り入れるかもしれません。」
とコメントしている。
なお、調査は2022月12月21日から12月23日までLINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査で実施。対象はLINEを利用する日本全国の男女15歳から69歳までで、有効回収数は546,475サンプル。