伝説のような事業支援をした人は大半が起業、成功へ
もはや、事業開発コンサルのような仕事ぶりですが、費用をいただいたわけではなく、手弁当で取り組んだようです。
とはいえ、何も得ることがなかったわけではありません。この子供服ブランドで新規店舗のスタッフを大量に募集することになり、その採用支援で数億円の新規取引が始まることになったようです。それから、ついには社内で専任チームを立ち上げるまでになったと聞いています。
こうした、事業支援による成功体験=伝説が積み重なり、営業は当たり前のように取り組んでいたように思います。
ただ、事業支援で取引先に感謝されるくらいの成果につなげるためには、それなりの準備=知識が必要。成功に向けて、本業だけでなく、事業計画・マーケティングと幅広い知見を備える準備を行う必要があります。
こうした準備こそが、起業を考えるきっかけになっていたように思います。伝説のような事業支援をした営業の方々は大半が起業して、それなりの成功を収めていったからです。
起業のきっかけは新規事業の企画だけでなく、日常の仕事の延長線のなかにも潜んでいるのです。(高城幸司)