今週は、黒田総裁最後の日銀金融政策決定会合あり...サプライズには注意が必要?(3月6日~3月10日)【株と為替 今週のねらい目】

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外国為替市場 ドルが底堅い動きか 米国は引き続きインフレを懸念、利上げ停止期待感が後退

東京外国為替市場見通し(3月6日~10日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=134円50銭~137円50銭

2023年3月3日(金)終値 1ドル=135円86銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルが底堅い動きか。

   前週のドル円相場は、ドルが下落した。ドルは米長期金利の上昇を背景に一時1ドル=137円前半まで上昇する局面があった。だが、米経済指標の結果を受け、米長期金利が低下すると、ドル1ドル=135円台後半まで下落した。

   今週のドル円相場は、ドルが底堅い動きとなりそうだ。

   直近の各米経済指標の結果は引き続きインフレを懸念するものが多く、米国の利上げ停止期待感が後退している。このため、為替相場は米国の経済指標やFRB高官発言などに神経質な状態。7日のFRBのパウエル議長の米議会証言、10日の米国の2月雇用統計の結果には、十分な注意が必要だろう。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では8日に1月景気動向指数、2月景気ウォッチャー調査、9日に日銀金融政策決定会合(10日まで)、10-12月GDP(国内総生産)改定値、2月工作機械受注、10日に黒田日銀総裁会見、メジャーSQ、2月企業物価指数などの発表が予定されている。

   海外では7日にパウエルFRB議長上院議会証言、中国の2月貿易収支、8日に米国の2月ADP全米雇用統計、9日に中国の2月消費者物価指数、中国の2月生産者物価指数、10日に米国の2月雇用統計などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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