「仁義を切る」「鉛筆なめなめ」「エイヤ!」「ガラガラポン」...いま「おっさんビジネス用語」がアツイ?! あなたは、いくつわかる?

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コピーするのを「焼いてきて」と言われ、危うく...

高度成長を駆け抜けた(写真はイメージ)
高度成長を駆け抜けた(写真はイメージ)

   職場の「おっさん」から聞いた「ビジネス用語」を懐かしそうにカキこむ人が多かった。

「部の飲み会がある日に上司から『ベルサで行こう!』と言われて、車種か何かかと思ったら『ベルサッサ』という言葉があると知りました。自分の世代では『定時ダッシュ』とかですかね。通じないと困るけど、そういう言い方をしていた時代があった、という話のネタにもなるので悪いことばかりではないと思う」
「私の今までの職場では、激サク=超サックリ上がる、5時ピタ=5時にピッタリ上がる、などがありました。こういうのは年代関係なく、面白くて好きですけどねー」
「昔の上司は定時上がりをグロンサンって言っていた」
「お先にドロンします」
「コピーするのを『焼いてきて』というオジさんも昔いたなあ。とても危なっかしい言葉。大事な書類を焼却されてしまう恐れもある」
「当方、50代半ば。建設業界でしたが、新入社員の頃、構造計算する時は『電算回す』と言っていたのを思い出しました。PCでなくメインフレームで。あと、『1メートル50センチ』は『1円50銭』という言い方もありました。私の世代がその用語を聞いた最後の世代かも」
「私は50代ですが、若い頃に新しく入った会社で上司とともに他の部署への挨拶に行った際、上司がそこの人に『ここ(挨拶に行った先の部署)の仁義を教えてやってくれ』と言った。『仁義』という言葉は、任侠の世界のものだと思っていたので軽く衝撃を受けた。 しかし、忙しい時には互いに応援に行く関係性のある部署なので、慣れたらそちらへ手伝いに行くこともあるし、『小さな会社ではあっても、それぞれ独立した部署だから、仕事の進め方だって違う』という意味なのだろうなと納得」

   最後に、こんな意見を紹介したい。

「昔の人は綺麗な比喩をする、と感心したことがある。(花冷えなど)、ビジネス用語の古い言葉も面白いと思う。長く使われている言葉はわかりやすく使いやすい側面がある。『鉛筆なめなめ』は聞いたことはないが、『ちゃぶ台返し』や『速攻』なんか違和感なくなっている。これから20代がベテランになっていけば、彼らなりの用語が生まれるだろうが、それも文化だし、長く使われて便利な言葉も出るでしょう」

(福田和郎)

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