食事・旅行中でも、儲かるビジネスはないか、何か投資先はないかばかり考えている
今回の調査結果について、ヤフーニュースコメント欄ではさまざまな意見が寄せられている。
「金融資産が増えることは結構なことだが、消費意欲の低い高齢者層がここ20数年牽引する形だ。それに見合って、政府部門の負債が増えているのは周知のとおり。経済の成長は、資金が早い回転で使われ、フローである売上が増えることで、使われないままでは意味がない。本当に必要なのは特に子供を抱える世代だが、お金が上手く行き渡るような仕組みにはなっていない」
「結局、日本人の富裕層は50代、60代以上の人が多いのですよね。20代、30代に限って見たら、億の資産を持っている若者は限りなく少ないでしょう。つまりは『高齢化』が、富裕層が増えた最大の要因ともいえる」
「格差が広がっている、ということでしょうね。この国では大きな声で言いにくい『お金を稼ぐ』や『お金を増やす』ことを考えて生きている人と、そうでない人に分かれていくのだと思う。お金を稼ぐ、増やす人はスキルを身に着け、投資も情報収集などが必要なわけで、そこに時間と労力を使っているかどうかの違い。格差は当然かもしれない」
富裕層になることを目指しているかどうかは別にして、投資をしている若い世代からは、資産を増やすことに無理解な日本社会に批判的な意見が多かった。
「株式投資を5年前からやっています。FP(ファイナンシャル・プランナー)2級を取ったり、YouTubeなどで日々投資の知識も入れたりしています。2024年からの新NISAにもかなり期待しています。投資は資産を増やすなら必須だと思っています。ただ、頑なに定期預金を辞めない人が周りにたくさんいます。投資の話やお金の話をすると空気がおかしくなるので向こうから聞かれた時以外は投資の話や節税の話はしないようにしていますが、機会損失だなあともったいないなぁと、感じてしまいます」
「自分も投資の話は誰にもしません。資産を増やすなら株式投資は必須ですし、これからの時代はお金にも働いてもらわないと、貧乏になるだけなのに。自分は、コロナで暴落し少し落ちついた2020年4月に、バーゲンセールになった割安中小型株に、貯金をすべて投入し全力買いし、東証が3万円になったところで、いったんすべて利確。
資産がマス層から準富裕層に大幅に増えました。日本人って、努力もせずに人の批判ばかりで、金融リテラシーの低い人が多すぎる。円の定期預金は安全だと信じ込んでいる人が多く、驚き。インフレでお金の価値が下がっているから、定期預金では実質元本割れしているのに。株式投資やらない理由がわからない」
「食事に行っても、旅行に行っても、儲かるビジネスはないか、何か投資先はないかと考えている。またそれが苦にならない。ゲームをする、音楽を聴く、スポーツをするなどのことを楽しく思う人たちと一緒。情報チェック、収集の時間も楽しく過ごしている。
なぜお金のことになると、ひがみ・ねたみが多くなるのか。時間もチャンスもみんなにある。苦しい時、あきらめそうになる時、水前寺清子の『三百六十五歩のマーチ』を口ずさんで、あきらめずに一歩一歩歩んできた」