3月の大阪駅北側の新駅開業、24年の北陸新幹線の敦賀延伸、25年の大阪・関西万博などプラス要素に
もっとも、不安ばかりではなく期待もある。
5月8日にコロナが感染症法上の「5類」となることで、より人々の行動の頻度・範囲が拡大する可能性がある。また、まもなく公表予定の2024年3月期からの次期中期経営計画の内容について、「鉄道事業の収益性回復に加えて、非運輸業の拡大にも期待したい」(SMBC日興証券のリポート)との見方もある。
さらには3月に予定する大阪駅北側の新駅開業や2024年春の北陸新幹線の敦賀延伸に伴う鉄道ネットワークの充実、2025年の大阪・関西万博開催といったプラス要素もある。
こうしたプラス面の効果と実際の業績の推移が株価を左右することになりそうだ。(ジャーナリスト 済田経夫)