「息苦しさや、表情が見えないストレスが大きい」
一方、マスク不要派の意見では、マスク着用のストレスを訴える声が多かった。
「もうそろそろマスクのない社会に戻りたい」(40代:派遣社員)
「マスク着用の有効性に比べ、息苦しさや表情が見えないなど負担が大きい」(40代:派遣社員)
「もともとマスクは嫌い。コロナはなくならないので切りをつけるべき。息苦しいし暑い。ストレスになっている」(60代:パート)
「マスクをしていることで、体調によっては息苦しくて仕事の効率が落ちていると日々感じている。一瞬でもはずすと、ラクに息が吸えて雲泥の差を感じる。換気に気をつければ充分だと思うし、気になる人は付ければいい」(30代:パート)
また、マスクの効用を疑問視する意見も目立った。
「マスクに効果があるなら3年も終息しないのはおかしい。マスクの着用はデメリットが多すぎる」(30代:パート)
「昨年、欧米のどちらでもノーマスクで生活して、特に問題がなかった。そのほうが心身ともに健やかだった」(50代:自営業)
このように、欧米で体験したマスクなし生活の快適さを強調する人もいた。
今回の調査について、しゅふJOB総研研究顧問の川上敬太郎氏はこうコメントしている。
「主婦層を中心とする就労志向の女性に、屋内の職場で仕事する際のマスク着用についてどう考えるかと尋ねたところ、『着用すべき』という回答より、『着用しなくてよい』という回答のほうが上回りました。
フリーコメントにもさまざまな声が寄せられており、マスク着用に対する見方が人それぞれであることがうかがえます。政府から屋内でもマスク着用は不要という見解が出たとしても、当面はマスク着用に対するスタンスは分かれそうです。
引き続き政府からは新型コロナ感染拡大を防止するための注意点などの丁寧な情報提供は必要とされるのだと考えます」
調査は2023年1月26日~2月2日、求人サイト「しゅふJOB」の登録した女性にインターネットを通じてアンケート、522人から回答を得た。(福田和郎)