働く女性がコロナ禍で挑戦したこと「資格取得」「起業・複業」 では、叶えたいことの第1位は?

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2023年は「経済力アップ」を叶える!

   また、「2023年 あなたが叶えたいことは?」との質問に、最も多かったのは「経済力アップ」で、18.9%の女性がそう答えた。次いで、「体を鍛える」が12.5%。第3位は「家族との時間の充実」の11.0%という結果となった。

   第4位の「起業・複業」(10.7%)や第6位の「貯金を増やす」(8.8%)への関心が高いことから、物価高や給料が上がらない状況のなか、経済的な不安を何とかしたいと考える人が多いことがうかがえる。

   その一方で、第5位は「趣味時間の充実」(10.0%)で、第3位の「家族との時間の充実」と合わせると、仕事以外の個人時間の豊かさを求める人が多いことや、第2位の「体を鍛える」や「ダイエット」(6.5%)という回答から、在宅でのリモートワークが増えたことによる体力維持への関心が高いことがわかった。

図2 個人の豊かさを求める女性も少なくない(女性の働き方研究所調べ)
図2 個人の豊かさを求める女性も少なくない(女性の働き方研究所調べ)

   こうした結果に、アズルートの中山裕子社長は、

「今回の調査では、コロナ禍を経験したことや社会の経済不安による生活や働き方の意識の変化が映し出されたデータとなりました。仕事に関係することへの関心が高くなっており、挑戦したことに『起業・複業』があげられたことや、『資格取得・学び』や『経済力アップ』のほか、仕事に関する回答が複数ありました。また実際に、多くの女性から働き方や生き方の相談を受けてきましたが、この2~3年は、複業・副業の相談が目立っています」

と、コメントしている。

   なお、調査は全国の30~60代の女性を対象に、2022年12月1日~31日にインターネットで実施。有効回答数は307人。

   回答者の年齢別の内訳をみると、31~40歳19.6%、41~50歳52.6%、51~60歳26.1%、61歳以上1.6%。また、職業別では、会社員が36.2%、個人事業主30.3%、パート11.7%、無職6.5%、公務員5.9%、派遣社員5.2%、経営者2.6%だった。

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