米国の利上げ長期化観測から、ドル買い意欲強まる...今週の展望は?(2月27日~3月3日)【株と為替 今週のねらい目】

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

外国為替市場 ドルが強含みの動きか FOMC議事要旨、利上げの継続が適切と表明

東京外国為替市場見通し(2月27日~3月3日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=132円00銭~136円00銭

2023年2月24日(金)終値 1ドル=136円46銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルが強含みの動きか。

   前週のドル円相場は、ドルが上昇した。米国の経済指標が市場予想を上回るものが多く、2月22日に公表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨でも、利上げの継続が適切とされていたことで米長期金利も上昇、ドル買いが強まり、ドルは1ドル=136円半ばまで上昇した。

   今週のドル円相場は、ドルが強含みの動きになりそうだ。

   米国の利上げ長期化観測の強まりを背景に、ドル買い意欲が強まっており、ドル高・円安に振れやすい状況となっている。3月10日に開催される黒田総裁最後の日銀金融政策決定会合でも、金融政策の維持が継続されると見られており、当面は米国のインフレ懸念の強まりを背景に、ドルが強含みの動きが続くことになりそうだ。米国の経済指標の結果には十分に注意をしたい。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では27日に参院で次期日銀総裁候補者の植田和男氏の所信聴取、28日に1月鉱工業生産、1月新設住宅着工統計、3月1日に2月新車販売台数、2日に10-12月期法人企業統計、3日に2月東京都区部消費者物価指数、1月有効求人倍率、1月完全失業率などの発表が予定されている。

   海外では27日に米1月耐久性受注、28日に米国の2月CB消費者信頼感指数、3月1日に中国の2月製造業/非製造業PMI、米国の2月ISM製造業景気指数、2日に米国の2月ISM非製造業指数などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

姉妹サイト