外食メニューから続々と消える「卵料理」 いま何が起きていて、いつもとに戻るのか?

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背景には複数の要因 鳥インフルエンザの感染拡大の影響とくに大きく

   こうした動きの背景には、複数の要因がある。

   そもそも2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻で、ウクライナからトウモロコシなどが十分に供給されなくなった影響から、鶏の餌の価格が高騰した。これに、円安の急伸が拍車をかけた。

   さらに、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、外食を楽しむ人が増加していることで、卵の需要が高まって供給不足がいっそう激しくなり、価格高騰に拍車をかけている。

   そして、極めつきが、2022年9月から広がる鳥インフルエンザの感染拡大だ。

   鶏の殺処分が全国に広がり、卵の供給不足をさらに加速させているのだ。22年度の鶏の殺処分は23年2月中旬までで約1500万羽となり、全国で飼育されている鶏の約1割にものぼる。

   卵の供給不足に伴い、価格は高騰。JA全農たまごによれば、2月中旬で、卵の卸値は東京地区のMサイズで1キロ350円を越え、過去最高を更新している。

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