では、いったいどのくらい稼げるのか?
シミュレーションの条件は、以下の通りです。
~シミュレーション条件~
・ステーキングするNFT
-5枚(500ドル分)
・取引所のプール
-現在のNFT価格は1枚100ドル
-売買スプレッドは10ドル
-既に15枚のNFTが存在(5枚預け入れると20枚)
・プール内で行われた取引
-5回のNFT購入(需要の増加で価格上昇)
-5回のNFT売却(供給の増加で価格下落)
→結局価格は変わらず
このプールでは、10回の取引が行われましたが、5回の購入と5回の売却により、価格変動は相殺され、引き出す時のNFTの価格は預ける前と同じ100ドルと決まったようです。
収益は以下の計算式から収益を求めることができます。
((売買スプレッド×取引されたNFTの枚数)÷プール内のNFT枚数)×預け入れた枚数=収益
この計算式をシミュレーション条件で当てはめてみると、こうなります。
((10ドル×10枚)÷20枚)×5枚=25ドル
シミュレーションの結果、このような条件だと、25ドルの収益が発生するということがわかりました。たしかに10倍、100倍などと、爆発的な収益はうまないのかもしれません。しかし、長期投資目当てで売るつもりのないNFTを持っている際にはピッタリでしょう。
◆ウォレットに眠るNFTの新たな活用方法として注目
ここまでYomiSwapやsudoswapを例に、NFT AMMに関して仕組みやどのようなものが必要になってくるのか解説してきました。
アートを中心に活用されてきたNFTですが、今後AMMを搭載した取引所が活発に活用されることで、会員権NFTや電子チケットの発行が行いやすくなるでしょう。
また、ウォレットに眠るNFTの新たな活用方法として注目されることも考えられるので、今後も注目ですね!(ブロックスタ)