社内サイトが大荒れ!?米アマゾン、突然の「週3日出社」要請 従業員はあの手この手で在宅勤務を「嘆願」(井津川倫子)

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やっとオフィス街に活気が戻ってくる! 地元市長は大喜び

   アマゾン社内が「オフィス出社回帰」宣言で揺れるなか、あからさまに喜びを表明しているのが地元シアトルの市長です。

   大手IT企業の城下町でもあるシアトルは、最もコロナ禍の影響を受けた都市のひとつ。IT企業が他業界に比べて在宅勤務を導入しやすかったこともあり、オフィス街から一気に人が消えて、地元産業に打撃を与えていました。

Seattle mayor praises Amazon's back-to-office policy
(シアトル市長が、アマゾンのオフィス回帰政策を称賛した)

   地元最大の企業であるアマゾンの従業員がオフィスに戻ることは、「オフィス街にとって朗報」とのこと。実際、シアトルの空き家率は16.7%に達していたほど「ガランとしていた」そうですから、レストランや地元商店が「大歓迎」していると報じられています。

   今のところ、アマゾン幹部が「妥協」する動きは報じられていませんが、誰もがハッピーになる選択肢はあるのでしょうか? 世界をリードするアマゾンならではの「画期的なソリューション」を期待したいところです。

   それでは、「今週のニュースな英語」「petition」(懇願、嘆願)を使った表現を紹介しましょう。

We will present a petition to the mayor
(市長に嘆願書を提出する予定だ)

I signed the petition, too
(私も嘆願書に署名した)

petition to save that building started
(その建物を守る運動が始まった)

   今回のアマゾンの動き、個人的には従業員側を応援したい気持ちです。もちろん、アマゾンの従業員が恵まれた環境であることに違いはありませんが、従業員の生活をかけた「嘆願」が世界に与える影響は大きいでしょう。経営陣と従業員の関係を変える動きにつながってほしいと考えています。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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