30歳時点で、男女の年収差額少ない企業ランキング 3位朝日新聞・国税庁・ローソン...では、1位の2社はどこ? ポイントは「完全実力主義」「働きやすさ」

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「一人の人間として扱われる」風土が男女平等につながる

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専門性が高い技術者として働く(写真はイメージ)

   3位以下の企業のクチコミをみると、「専門性の高さ」や「労働時間の調整のしやすさ」が、誰にとっても働きやすい状態をつくり、結果として「男女差額の少なさ」につながっていることがわかる。

国税庁「男性しかできない仕事、女性しかできない仕事はなく、一人の人間として扱われている感覚があります」(調査、女性)
裁判所「専門性の高い仕事であるため、常に勉強することがある一方、激務ではないので、女性が私生活を充実させながらキャリアを積んで行きやすいと思います」(調査官、女性)
朝日新聞「女の人も結構いるので働きづらくはないと思います。パートもできる仕事がたくさんあるので、時間の融通を聞かせてシフト調整すれば大いに働けます」(主任、男性)
ITXジャパン「シフト制のため、繁忙期以外は希望の休みは取りやすいほうだと思う。有給休暇も取りやすいので、閑散期にはまとめて休暇をとることができ、プライベートは充実させられると思う」(店長、男性)
ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン(H&M)「残業がないため、ほぼ時間通りに帰社でき、プライベートな時間はしっかり取ることができる。また、有給もしっかり消化させてもらえるため、自分の時間を持てやすい」(販売、女性)

   こういった案配で、ひとり一人の社員が大切に扱われている企業風土が伝わってくる。

   調査は、OpenWorkに投稿された正社員による会社評価リポートのうち、一定数の年収データをもつ2184社、18万2411人を対象とした。また、年収データは平均値ではなく、独自のアルゴリズムで各企業の男女別の30歳時の推定年収を算出、男女差額の絶対値が小さい順でランキングを作成した。(福田和郎)

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