ジョブ型「役割給」のキヤノン、体育会系成果主義のベルパーク
1位のキヤノンは、2005年ごろからいち早く「役割給制度」を導入している。いわゆる「ジョブ型」の給与体系に切り替えており、性別年齢別にとらわれない組織になっている。実際の社員クチコミでも「昇給は年1回の昇級試験次第」「男女関係なく実力主義」という声が上がっている。
キヤノン「G2等級からG3等級は、社内の試験に合格すれば、数年で昇格できる。ここで年収が一段変わる」(開発・男性)
キヤノン「開発部門では女性社員が少ないものの、仕事内容や待遇で男性社員と差が出ることはない。出世に関しては、男女比率から考えると、女性の管理職も少なくないと思われる」(開発、女性)
一方、ベルパークも完全実力・実績主義で、クチコミからは「資格試験に合格したら給与が大幅にあがる」などと、男女関係なく成果を出せば給与に反映されることが差額の少なさにつながっているようだ。
ベルパーク「体育会系で実力、実績主義。常に気持ちを高く持ち続けて利益を追う(実績を出す)、チャレンジすることをいとわない。若くても実力があればステップアップでき、基本給・年収を上げることができる」(店長、女性)
ベルパーク「評価制度も他の上場企業に比べて設計が細かく、一般的なMBO(目標管理)よりも細かい指標が組まれている。成果評価も完全にデジタルで、個人の成果が適切に反映され、やりがいがある。一般的に言われる上司のお気に入り評価が一切入り込まない仕組みになっているところがよいと感じる」(販売、男性)