JR東海、「ドクターイエロー」体験試乗を初開催 縁起よい新幹線車両、ファンの応募殺到か?

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「観測ドーム」に着席できる&軌道検測室と電気検測室の見学、乗車記念グッズも

   今回試乗できるドクターイエローは、1999年に営業運転を開始した新幹線「700系」をベースに造られた923形で、2000年に登場した。

   イベントでは架線を確認するための「観測ドーム」と呼ばれる席に着けるなど、「実際の検測作業の雰囲気を体感できる」という。車内では、軌道検測室、電気検測室の見学もできる。

   ただし、計測機器類が稼働している状態は見学できず、写真撮影も限られる。東京~新大阪間の途中駅での乗降もできない。グリーン車より高額の参加費を取るわりには制約が多い(?)気もするが、参加者には記念乗車証など乗車記念グッズが付くという。

   ドクターイエローの源流となる総合試験車両は、1964年の東海道新幹線の開業とともに誕生した。

   JR東海によると、開業当初はディーゼル機関車が牽引する軌道試験車が軌道設備を検測するなどしていた。その後、1974年に0系の新幹線車両をベースに、最高時速210キロで検測可能な試験車両が誕生した。

   今回の体験イベントに登場するJR東海の923形のほか、JR西日本も2005年に同タイプのドクターイエローを導入しており、現在は両社の2編成が東海道・山陽新幹線で活躍している。

   JR東海は「今後もドクターイエローに乗車できるイベントを企画していく」と話しているから、応募多数で今回の抽選にはずれたとしても、次回のチャンスがありそうだ。(ジャーナリスト 済田経夫)

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