キャリア観に変化が起こりやすい30代、柔軟に選択肢を広げておこう【ひろ子ママの教訓 その143】

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   きょうは30代のMさんがいらっしゃっています。

「先日、会社の研修があって、ひさびさに同期たちと話す機会がありました。普段は部署も違うので、一緒に仕事をする機会もないのですが、仕事やプライベートの話などで盛り上がりましたね。20代までは似たような価値観でしたが、30代になってそれぞれの価値観に差がでた印象でした。30代って大きく差が出る年代のような気がします。どんなことを意識しておけばいいんでしょうか」

30代になって変化すること

お悩み中

   Mさんは子どもの頃、30歳ってどんな印象があったでしょうか。20代では想像もしなかった人生を歩んでいる人もいるかもしれませんね。

・責任感のある仕事につく
・健康を意識するようになる
・涙もろくなる
・家族構成が変化する

   年齢を重ねて見えるものが増えたこともあるかもしれませんが、自分を取り巻く環境も変わったことで、20代と30代では仕事観や人生観含めあらゆることが変わっています。また、自分の環境はそんなに変わっていないと思っても、同年代のまわりの人の環境が大きく変わっていることに焦りを感じる時期ともいえるのかもしれません。

コロナ禍でキャリア観が大きく変化

   20代から30代へと年代が変化したこと以外にも、コロナ禍の影響を受けてキャリア観が大きく変わった人もいます。

・キャリアに対する意識が変化

   仕事とプライベートのバランスを見直す機会になり、「キャリア=仕事」という考えが「キャリア=人生」とプライベートを含めた考え方に変わったという人もいます。コロナ禍が、仕事とプライベートの比重を見直すきっかけになった人もいるんですね。

・仕事のスタイルで、ライフスタイル自体が変化

   リモートスタイルの働き方が増えたことで、どちらを選択するかによってライフスタイル自体が変化した人もいます。リモートスタイルの働き方を導入すると、働き方だけでなく家族との関わり方など、普段の生活自体も変わります。コロナ禍で転職などを通じて働き方自体を変える選択をとった方もいますよね。

   そのほかにも、30代になって役職があがり管理職になったことで以下のような自分の変化に気づくこともあるようです。

・自分のことから会社全体へと意識が変化

   管理職になったことで役割が変わり、会社全体を意識できるようになって、視野が広がっていきます。会社の中核となった責任を実感し仕事への意欲が増す人もいます。

・マネジメントを経験して向いてないことを実感

   マネジメントを経験して向いていないことに気づく人も一定数いるようです。マネジメントよりも、スペシャリストの方が向いているのではとキャリアの方向性自体を変える人もいます。

30代はこれからのステップの時期

ガッツポーズ

   いろいろな変化が起こるのは30代だけではありません。40代、50代になった際にはまた違う変化や悩みも増していくかと思います。

   とはいえ、30代のこの変化をうまくいかしていきたいものですよね。そこで今やっておきたいことを紹介します。

・自分の価値観について考えてみる

   20代はがむしゃらに仕事に打ち込んできた人もいるでしょう。30代の変化に気づき、自分の価値観を見直してみましょう。仕事だけでなく、人生も合わせて考えてみてもいいでしょう。

・将来のやりたいことを見つけるために体験する

   おそらく30年後、今とまったく同じ内容の仕事をしている人は少ないでしょう。今の段階で「天職だと思える仕事」についている人も、少ないのではないでしょうか。

   これから年齢を重ねた時にやりたい仕事を見つけるために、さまざまなことを体験できる時期だと思って過ごすにもいい時期だと思います。

   Mさん、変化が起こりやすい30代をうまくいかして、この先への柔軟性を高めておきましょう。(ひろ子ママ)

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
「キャリア50」https://career50.jp/?s=ひろ子ママ
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