「2年で物価目標2%を達成できなかった時点で、政策変更すべきだった」
低い評価を与えた企業では、こんな意見が代表的だ。
「金融緩和策は、当初はそれなりの効果があったと思うが、世界中が金融引き締めに向かう流れの中で、日本だけが取り残されている現状に危うさを感じる(造園工事、60点)
「どこかの時点で金融緩和の見直し方針を打ち出さなかったことで、円安が定着した。後半は失策と言わざるを得ない」(金属線製品製造、40点)
「金融緩和を長い間続けたことで国債が増えすぎ、身動きが取れない状況。一時的なカンフル剤としての金融緩和とするべきであった」(機械器具設置工事、35点)
「どんなバズーカ砲を打ったとしても、最初に言っていた通り、2年で物価目標2%を達成できていたら、批判は出なかった」(金属プレス製品製造、35点)
「当初の目標として、インフレ率2%の達成を2年で行うとしたが、結局10年たっても達成できなかった。途中で政策の変更はできたはず」(コネクター・スイッチ・リレー製造、20点)
「その場しのぎでなく、長期的展望を見据えた政策に努めてほしい」(電気機器卸売、10点)
大規模金融緩和の副作用を指摘する声が多数あがっている。