人のやる気を削ぐ「悪魔の言葉」に気を付けて!【尾藤克之のオススメ】

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「遊び」を制限してはいけない...大事なのは「何かひとつ、好きなことに打ち込むこと」

   また、遊びを制限することもよくない。「勉強嫌いの子どものお母さんたちに共通すること。それは、子どもの遊びを制限し過ぎていることです。とくに、中学受験や高校受験を控えた受験学年のお母さんたちによく見られる傾向」だと、藤野さんは言います。

「たしかに、大事な受験シーズンですから、遊びを制限して子どもを勉強に集中させたい気持ちはわかります。ある意味、親として当たり前の行動かもしれません。しかし、自分から勉強する子どもを育てるには、必要不可欠なことがあります。それは、『何かひとつ、好きなことに打ち込んでいること』です」(藤野さん)
「小学生ならば趣味やゲーム、習い事、中学生であれば部活など、何かひとつでも自分が好きなことに打ち込んでいる子どもは、心のエンジンがちゃんと育っています。心のエンジンとは、いざというとき、力を発揮できる力。心のエンジンが育っている子どもは、好きではない勉強もがんばることができます」(同)

   実際に、勉強よりもゲームをさせている親の子どものほうが、成績が上がることが多い。そのような子どもは、心のエンジンが育っていると考えられる。

「子どもに心のエンジンが育っているかどうかを、一瞬で見分ける方法があります。それは子どもの目を見ることです。自分が好きなことに打ち込んでいて、心のエンジンが育っている子どもは、目に力強さがあります。逆に、心のエンジンが育っていない子どもは目に元気がありません。子どもの目は、親の子育ての通信簿なのです」(藤野さん)

   先行きが見えない今だからこそ、真剣に考えてみたい。子どもの成績で悩む多くの親に向け、親が知っておくべき子どもの成績を上げる方法がわかるでしょう。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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