光触媒で特許技術をもつカルテックとの協業
みかんを傷ませない、腐らせない技術は「光触媒」を活用する。
光触媒とは1971年に日本で発表された技術だ。太陽や蛍光灯などの光が当たると、表面に強い酸化作用が発生してエチレンガスや食品臭、浮遊菌やカビ菌などを分解する仕組み。
空気中に含まれた有害化合物やウイルス、細菌が、光触媒の材料である酸化チタン製などでできたフィルターを通る際に、水(H2O)と二酸化炭素(CO2)に分解されるため、人体に有害な物質を一切出さずに、安全に野菜や果物などを守ることができるという。
浜松パルスは、こうした光触媒の技術を有する大阪市のカルテックから、技術提供を受けた。
カルテックは、可視光型の光触媒に近接したLEDを照射する特許技術「可視光型光触媒ユニット」の効果で、他社が追いつけない圧倒的な触媒の反応スピードを実現。高性能で、かつ耐久性に優れた業界最高水準の光触媒の開発に成功した会社だ。
その優れた光触媒技術の効果を発揮する独自の商品、家庭用の常温保鮮ボックス「フードフレッシュキーパー」を開発、販売する。この「フードフレッシュキーパー」は、食パン1斤を入れられる容量約10リットルのサイズ。
そして、「中小企業 新ものづくり・新サービス」(2022年12月13~15日開催)の浜松パルスの出展ブースには、今回の限定モデルとして「みかんシール」付きのフードフレッシュキーパーを用意した。